2021年10月17日 芦ノ湖 2021バスオブジャパンクラシック [バスオブジャパン]
釣行者: おしょう
釣果: 930g/1匹 6位/10人
さて、無事に開催できたクラシック。
今年は、コロナ禍で、結局このクラシックとレギュラー戦1度、合計2戦しかできませんでしたが、
開催できたこと自体に、心の底から感謝したい。
前回の野尻湖が終わって、2週間後にはクラシック。
ということで、プラクティスは、クラシックの前週土日2日と、前日1日の合計3日入りました。
前情報では、NBCチャプターでも、ネイティブバスは数匹しか釣れず、
ほとんど放流バスしか釣れない、とのこと。
10月は、急な冷え込みがいつ起こるかわからないし、それに伴ってターンオーバーが生じる。
どっちつかずの中途半端なことをしては、釣れないだろう、と考えて、
我のスタイル上、ネイティブバス狙いはシャローの強い釣りに絞ろうと考えてました。
1週間前の土日練習日。
この日はいつもの会社の友達に同船してもらって、
基本トローリングモーターオンリーで、芦ノ湖のショアラインと、
放流狙いの観光船桟橋を見て回りました。
想定外だったのが2つ。
1つは、放流バスが想像以上にデカかったこと。
平均700gくらい、大きいと1㎏超える個体も。
1つは、放流バスがどこ行ってもいること。
つまり、ここに放流が溜まってる、っていうより、湖全体に散ってしまっているので、
絞りにくい状況にあったこと。
で、収穫が2つ。
1つは、シャローにネイティブがウロツイていることが分かったこと。
比較的強めで、ターンオーバーなどの影響でもリアクションで釣れる釣りとして、
バズベイト(ユニバスのシャラポロ、着水時の沈みが遅いので際についているバスを狙いやすい)
チャターベイト(STEEZカバーチャターだと、ロングディスタンスで多少カバーに引っかかっても、スタックなく引いてこれる)
あえてシャローのディープクランク(T.D. ハイパークランク)
バイブレーションのウィードリッピングからのしみーフォール(T.D.バイブレーションSTEEZカスタム)
いつも大好きなジャークベイト(飛距離が最も稼げるO.S.P. ヴァルナ)
等いろいろ試しましたが、チャターがいい感じで魚を引っ張ってこれました。
1つは、シャローのメインベイトが、ウグイの稚魚ではないかと予想できたこと。
この時期だと、目が行くのはやはりワカサギで、この時は水深12~15mでワカサギが溜まってました。
たぶん、バスもいるのでしょうけれども、我が試しに釣ってみて、
釣れたのはギルとブラウントラウトと。。。
12mラインでギル釣ったの、はじめてですよ。。。
で、シャローに目をやると、2mくらいの浅いウィード周りに、大量のウグイの稚魚がキラキラしてまして。
そういうところに、シルバーブレード付きのチャターベイトを早巻きすると、
狂ったように追ってくるバスが多数。
2度ほど魚を掛けましたが、ロングディスタンスで掛けるリスクでジャンプでバラシ。
でも、少なくとも1.5㎏以上あるネイティブバスが反応してくれるのが分かりました。
そして、最後は、なんとエレキ故障。
2日目の10時半、突然ブレーカーが落ちたようにエレキが動かなくなり、
この日のプラクティスは、強制終了となってしまいました。
本当は、放流の食わせ方を煮詰めたかったのと、
ネイティブ狙いのエリアをもう少し増やそうと思ってたんですが、無念。
試合前日、オフィシャルプラクティスデー。
パートナーの江口さんと一緒に出ました。
なお、壊れてしまったエレキの代替は、江口さんのエレキをお借りしました。
ほんと、助かりました。
湖各所を回りましたが、やっぱり状況は先週とあまり変わっていないことが分かりましたし、
(放流バスは反応だけ見ていっさい掛けませんでした)
雨+ローライトの状況でも、ウィード周りにウグイがいれば、
同じようにチャターに反応する魚はいることが分かりました。
なぜか、釣れたのはコロコロの放流バスでしたが。。。
そんなわけで、我の今回の戦略としては。
勝つための目標ウェイト5㎏弱。
他のコンペティタが放流バス狙いで5匹揃えても、800g平均×5匹=4㎏程度と踏み。
すると、もし我がネイティブ2匹=3㎏~4㎏+放流1,2匹=1600gで、目標ウェイトに届く、と考えました。
放流は、個人的には一番来いと感じた白鳥ワンドと、元箱根湾の観光船桟橋。
ネイティブバスは、成蹊(養魚場?)と、箱根園、龍宮、坊ヶ沢のシャロー砂地+ウィード。
んで。試合当日。
天気予報は、前日から降り続いた雨(大雨に代わる)と、10時以降は10度に冷え込む。
フライトは、10艇中8番と、相変わらずのクジ運の悪さ。
競技時間はスタート6;30として7時間の13:30まで。
さて、スタート。
ファーストポイントは白鳥ワンド、
向かう途中に、先にフライとした大西選手のボートを抜かしながら先を進みますと、
大西選手も同じ白鳥ワンドを狙っていたようで。
ワンドの奥の方に入り、放流バスを探します。
しらゆりパターン(謎)はワークせず、デカい放流バスの群れが消えてしまった感じ。
さらに奥に歩を進めると、いましたよ、800g級の放流バス。
見つけ方は、ポークのノーシンカーを落とし込んでいくと、興味示して寄ってくる魚を見つける感じ。
ノーシンカーだと喰わないんですが、食べる気があるバスが寄ってくるんですよね。
それを見つけてから、ドロップショットを使って、ボトムで口を使わせる感じ。
思い通りに口を使わせて、フッキングモーションをした瞬間。
バスが、ウっ!ってフッキングしたことを確認した瞬間、
なぜかロッドへの重みが消えて。。。
確認したら、新品でリグったフックが、折れている。。。
ここからメンタル崩壊が起こります。
運に左右されることが多い釣りにおいて、この運の悪さは…
フックぽっきり・心ぽっきりですよ。
自分でもそれを感じて、パートナーの江口さんに、
今の我の心持だと、釣れないっす。ってボヤいていたほど。
その後、次の狙いのエリア元箱根湾の観光船桟橋に向かいますと。
しっかり、江口さんが釣ってくれました!!
やりましたよ。自分の結果には繋がりませんが、うれしかったです。
まだ私の立ち回り方も捨てたもんじゃないのか?運はまだあるのか?と少しメンタルを持ち直して。
本当は、自分で放流バスを1,2匹釣ってからネイティブバス狙いに行くつもりでしたが、
2時間を費やしてしまったため、もうネイティブ狙いに行こうかと。
意を決して動きますが・・・
養魚場、立ち込みの岸釣りの方が3人占拠、
その横の成蹊?のウィードエリアには、結果的に今大会のウィナーだった古沢さんが陣取っていて。。。
次のエリアに行っても、先に流している人とバッティング。
さらに次のエリアでは、通常あり得ない、スピニングのPEラインがモモってリーダーシステムを組みなおしとか。
あー、やっぱり、勝てる流れじゃないなぁと。
そんな感じで、リギングをしている最中に、シャローを見ると、はっけーん。
無事、ポークのネコリグで食わせて何とか1匹。
そのあとも、何匹か見つけては、ゼリーポークのDSで食ったと思ったら、
バスが吸い込んだ瞬間に脆いポークだけが吸い込まれてフックから外れ、フックは口に入らず、みたいな。。。
で、メインパターンであるチャターベイトのシャロー巻きをしばらく行いましたが。
なぜか、昨日の雨でもいたはずのウィード周りのウグイが、この日は一切いなくなっていまして。。。
この冷え込みのせいか。
ベイトが消えるのは想定できなかった。
それでも、試合中は2匹ほど、チャターベイトへのチェイスはありましたが、
喰いに来ているのではなく、興味で追ってきてるだけのバス。
あとは、レインボーとブラウンが本気食いで追ってきたくらい。
そんな感じで、1匹で終了した、ほろ苦い思い出となった2021クラシックでした。
優勝は、古沢さん。養魚場(成蹊?)で3匹、ほかで2匹の放流バスを釣って優勝されました。
2位の大西さんは、最後の最後、箱根湾の観光船桟橋で、地合いに当たり終わり1時間前に3匹追加とのこと。
最後の最後まで、諦めちゃいかんのだなぁと、思わせてくれました。
救われたのは、我のパートナーだった江口さん、
1匹の釣果でしたが、コアングラー部門で3位に入賞してくれました。
なんというか、
ここでは書ききれないほど、色々なことを感じました。
古沢さんのバスの観察の仕方とか。
大西さんの立ち回り方とか。
服部さん、分部さんの魚を浮かせる釣り方とか。
まだまだ、バスフィッシングには楽しい要素がたくさんある。もっともっと、バスのことを知りたい。
そんな思いを抱かせてくれるには、充分で貴重な時間を過ごすことができました。
畠山さん、築山さんをはじめ、運営スタッフの方々にも感謝しつつ。
来年はフル参戦できないと思いますが、スポットで出れるところだけは出て楽しみたいと思ってます。
来年も、忘れないようにメモメモ。
ということで、今年のバストーナメントはおしまい!!??
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